お散歩GO!GO!!

楽しいこと、見つけに行こう

冬の獣たち

ある空き家の軒下にノラ猫が4匹体を寄せ合っていた。

グレー黒白それぞれ違う猫たち。

ふと奥を見ると毛が茶色のモサモサの猫もいる。

 

 

 

と思ったら、よくよく見るとそれはタヌキだった。

一匹だけタヌキが混じっているなんて!!

 

 

 

 

しばらくするとみんなダンゴになって逃げて行った。

 

あれからずっと考えている。

家族だったのか仲間だったのか。

暖かな朝の光を浴びていた

あの光景が忘れられない。

晴れた日には散歩コースにしている。

 

 

早く春が来るといいね。

 

 

 

--追記2/29--

 

とうとうこの家は取り壊されてしまった。

重機も入っていてどうやら更地にするようだ。

ネコとタヌキはどこへ行ったのか気になる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こやす

 

完全に燃やした後に残るものが

何かの肥しになるのかも。

 

情熱を持てるもの、熱中したこと

色んな体験が積み重なって土壌が肥える

のかもしれないな。

 

うさぎの足跡が続く雪原の下の下

うさぎのフンも肥しになるんだろうね。

体も心も肥沃な大地でいたい。

 

 

 

 

 

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ぬくまる

 

間違いなく親子だなあ。

カラーリングがソックリだ。

 

 

ある暖かい秋の日に

おへそを天に何度も何度も寝返りをうって

野良ネコが歩道でごろごろしてた。

岩盤浴的な温かさが背骨から伝わっていたかも。

 

 

冬が来る前に

体の中に蓄えておければいいのにね

ポカポカのひだまりや

お魚味のご飯

 

 

木枯らしの吹くまた別な日には

建物の窪みに二匹ピッタリ寄り添ってじっとしてた。

その場所の向かいには商店があって

餌をくれるかもしれない優しい店主がいる。

 

 

同じ動物でも呼ばれ方の違う野良と野生とペット。

みんなこの地上で何かに育まれて生きているんだ。

 

お日様もお母さんも

ぬくめてくれる大いなる存在。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

。。

 

 

 

循環

ことしも葉が落ちる

はらりはらりと降り積もる

 

 

ことしも実がなる

せっせせっせと運ばれる

 

 

ぐるぐるぐるぐる循環している

この大地はとても豊かだ

 

 

木の葉が川でどんぶらこ

色をなくしたものたちが

めぐりめぐって生まれ変わる

つぎは何色になろっかね

 

 

 

 

 

 

 

 

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音と水のつぶつぶ

 

雨上がりのオニアザミ

風呂上りの髪の毛

 

 

霧に包まれた美しい朝

なんて気持ちがいいんだろう

あのもやの中に入りたい、いやもう入っていた

 

 

水蒸気で溺れそうな空気

ちょっぴり魚のなった気分

目をこらすと水の粒々が舞っているのが見えた

 

 

空間に存在する全てのつぶつぶにも

美しい音色は伝わっているはず

 


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家の柱にも観葉植物にもミシンにも

音はきっと染み込むんだよね

 

 

 

 

 

 

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小さな校庭の物語

小学校の校庭によく出没しているという

うわさを頼りに野ウサギを探しに行く。

 

 

早朝の小学校のグラウンド

子どもたちの姿はまだない。

 

 

歩いていると前方にウサギ発見!

まさかこんなにすぐ見つかるとは。

 

 

人間が側にいるのに動かないで

うさぎは校庭をじっと見ている。

うさぎの視線の先が気になった。

 

 

視線の先には一頭のエゾ鹿。

ウサギが気にしていたものは校庭にいるエゾ鹿だった。

すごく小さいからこどもだ。

 

 

全校生徒30人もいない小さな小学校のグラウンドでは

動物たちも駆けっこして遊んでるのかもしれないね。

 

 

いいなこういう風景。

ドラマチックな小雨の朝。

 

 

 

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